前回のコラムでは、食事の時間が楽しくなる魔法の声掛けをご紹介しました。
お子さんとの食事タイムで、お気に入りのフレーズは見つかりましたか。
今回は、その魔法の声掛けに続く第二弾!
食事の時間が楽しくなる魔法のゲームをいくつかご紹介します。
おいしい料理を囲んで、親子の会話が弾むひとときを、ぜひゲームと一緒にお楽しみください。
食事が楽しくなる魔法のゲーム
1.食べ物しりとり
「しりとり」→「りんご」→「ごま」→「マスカット」→「トマト」→「とうもろこし」→・・・
といった感じで、食べ物に関する言葉しりとりをします。
「ごはん」のように、「ん」で終わる言葉は負け!
逆に、その日のメニューがカレーライスなら、「じゃがいも」や「にんじん」、「カレーライス」のように、料理に使った食材や料理名を答えられたら勝ち!
というルールで、食べ物しりとりを楽しみましょう。
小さいお子さんは、ルールを少し緩くしてあげて楽しむと、語彙力を増やす良い頭の体操にもなりそうですね。
2.スプーン&お箸で運び競争
カットフルーツやカット野菜などを、もう一つのお皿に運ぶゲームです。
スタートの合図で自分のスプーンやお箸を使って、食材をもう一つのお皿に移していきます。
30秒くらいの時間を区切って、親子や兄弟姉妹で競争すると盛り上がります。
遊びながらスプーンや箸の使い方の練習にもなりますよ。
ゲームが終わったら、運び終わった食材をおいしくいただきましょう。
ゲームに勝った人には、デザートを1つプレゼントなどのご褒美があっても楽しいですね。
3.お店やさんごっこ
親がお客さん役で、子どもがお料理を出すお店屋さん役になって、テーブルをレストランに見立てます。
お子さんはお店の人になりきって「いらっしゃいませ。」と言ったら、今日のメニューを説明したり、注文を聞いたり、料理を運んだりします。
今日の献立を紙に書いたり、絵を描いたりして手作りメニュー表を作ると、より本格的な雰囲気が出て楽しめますね。
子どもが自分で料理の説明をしたり運んだりすることで、料理に愛着がわき、食欲が増すことでしょう。
食事が終わったら、お会計をしたり、ポイントカードを発行したりしても面白いですよ。
お店屋さんへのお礼の言葉も忘れずに!
4.スリーヒントで献立当てゲーム
料理の用意ができたら、食卓に料理を運ぶ前に、みんなで今日のメニューを予想し合うゲームです。
料理を作った人は、たった3つのヒントを出します。
そのヒントを頼りに、家族みんなで答えを導き出すのです。
例えば、こんな感じで問題を出してみましょう。
1.「今日の料理は、イタリア料理です。」
2.「その料理は、丸い形をしています。」
3.「その料理には、とろーり溶けるチーズがたっぷりのっています。」
さあ、何だと思いますか?
「グラタンかな?」
「ピザだ!」
といった感じで想像力を掻き立てる遊びです。
料理を作っている時の匂いもヒントになりそうですね。
5.何の食材が入っているでしょうゲーム
このゲームは、その名の通り、料理の中にどんな食材が入っているのかを当てるゲームです。
まず、今日の献立の中から、ゲームのお題にする一品を選びます。
複数の食材が混ざり合っている汁物や煮物、炒め物などがおすすめです。
参加者全員でその料理をじっくり味わいます。
口に入れた瞬間の味、噛んだ時の食感、鼻にぬける香りなどの五感をフル活用して、どんな食材が使われているのかを探ります。
難しい場合は、料理を作った人が食材の色や形などの特徴を伝えてヒントを出します。
全員の答えが出そろったら、答え合わせをしましょう。
一番多くの食材を当てた人がゲームの勝者です。
このゲームは、目隠しをするとさらに盛り上がります。
目隠しをして食材を味わうことで、視覚からの情報が遮断され、味覚や嗅覚、食感に集中できます。
お子さんが苦手な食材も、食べてみると実はおいしかったなんて発見もあるかもしれませんね。
「何の食材が入っているでしょうゲーム」におすすめのLUCE のメニューをご紹介
「何の食材が入っているでしょうゲーム」におすすめのLUCEのメニューは、「野菜の旨味たっぷり筑前煮」と「朝たべる具だくさん豚汁」です。
「野菜の旨味たっぷり筑前煮」には、鶏肉と5つの野菜(里芋、にんじん、ごぼう、しいたけ、いんげん)が入っていて、食材当てゲームをするのにピッタリ!
食べやすい大きさにカットしてあるので、目をつぶって食材を口の中に入れたら、よく噛んで味わってみてください。
また、「朝たべる具だくさん豚汁」には、豚肉と6つの野菜(にんじん、ごぼう、大根、小松菜、じゃがいも、ねぎ)が入っています。
食材の旨味がじわっと染み出てきて、噛むたびにおいしさを感じられます。
嗅覚や味覚、触覚をフル回転させて食材を当てるのは、ワクワクしますね。
これらの遊びは、食事中の会話を豊かにし、家族とのコミュニケーションを深めるのに役立ちます。
親子で一緒にやってみてくださいね。
『野菜の旨味たっぷり筑前煮』はこちらから
https://www.luce-kids.com/products/detail/124
『朝たべる具だくさん豚汁』はこちらから
https://www.luce-kids.com/products/detail/18
(執筆者紹介)
阿知和 りか
幼児食専門家
大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。内閣府食品安全委員会の専門委員の経歴を持ち、現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰している。